絶望の中、シマハラさんのもとに「ビーガンのお菓子を作ってほしい」との間違いメールが届いた。シマハラさんが誤送信を伝えつつ、自身が植物性スイーツを手がけていることを話すと、相手は強く興味を示してくれた。その相手は、世界的アパレルブランド「ステラ・マッカートニー」だった。そこからシマハラさんの商品提供が実現することになった。さらに、新たな課題として立ちはだかったのは「冷凍できる植物性ホイップクリーム」の開発。数々の失敗作を重ねる中で、失敗作を3種類を混ぜてみたところ、偶然にも大成功を収めた。その後、横浜の一等地にあるカフェから出店のオファーが届き、さらには六甲バターから大阪・関西万博でのスイーツ提供依頼まで舞い込んだ。