若者が海外で休暇を過ごしながら働くことができる国際交流の制度、ワーキングホリデー。日本はカナダや英国、韓国など、30の国や地域と協定を結んでいる。中でも特に人気なのが、オーストラリア。オーストラリア政府が日本人に発給したワーキングホリデーのビザの数は、ことし6月までの1年間で1万7000件余りに上り、過去最多になった。ところが、こうしてオーストラリアに渡った日本人が、思わぬ困難に直面するケースが増えている。「日本ワーキングホリデー協会」に説明会に参加した人の半数以上が、高い賃金を理由にオーストラリアを希望しているという。