地震による液状化の被害は能登半島地震でも石川、富山、新潟で確認された。被災した住民で作る団体によると地区の4割近くの世帯が転居したり転居を検討したりしているという。富山県内の液状化の被災地を視察した専門家は、東京電機大学・安田進名誉教授は「震源からかなり離れていて振動による被害は(能登よりは)目立たない。液状化はあちらこちらで起きている」とコメント。被災した自治体では地盤の調査や対策工事の検討などが進められている。工事の完了までには長い時間がかかる見通しだが、専門家は地域の復興のためには地盤対策が重要だと指摘している。