きょうの東京債券市場では、長期金利の代表的な指標である10年物国債の利回りが1.035%をつけた。12年ぶりの高い水準が続いている。日銀が国債の買い入れ額の減額を発表した今月13日以降、長期金利は上昇傾向が続いている。内田副総裁はきのう、国際会議で「デフレとゼロ金利制約との闘いの終焉が視野に入った」などと強調。こうした発言などを受け、市場では日銀が追加の利上げや国債の買い入れ減額などの金融政策の正常化を早めるのではないかとの観測が広まり、国債を売る動きが強まっている。
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