去年12月、東京・中央区でホンダと日産が歴史的再編劇を発表するもわずか2カ月足らずで白紙となった。ホンダ本社で記者会見を行ったホンダ・三部敏宏社長は「スピード感」を強調。当初の計画案ではホンダと日産が持ち株会社を設立、両社が傘下に入るという案だった。これでは時間がかかりすぎるとして日産の子会社化を提案したという。この提案に対し日産自動車・内田誠社長は「同意が同じ方向に行けなかったことは非常に残念」と述べた。ソフトウェア開発などの協業は続ける方針。子会社化を拒否した日産は最終損益が4年ぶりに赤字となる見通し。