国会では会期末が迫る中、立憲民主党は内閣不信任案の提出を見送る方向。野田代表はこのあとの党首会談などの結果を見て最終判断するとしている。国会から中継で伝えた。立憲幹部はガソリンの暫定税率廃止をめぐって委員長を解任させたことで、政権を信任できない姿勢を十分示せたと述べている。野党が提出したガソリンの暫定税率廃止法案はきょう審議入りした。会期内の成立は困難だが、立憲としては参院選に向けたアピール材料にしたい考え。ただ、政権への対決姿勢は不信任案を出すことで示すべきだという声も根強くある。党の重鎮・小沢一郎衆院議員らは「政権交代を目指すなら出すべきだ」として、午後から集会を開いて賛同を呼び掛ける。与党内では野党は不信任を出さず解散はないとの見方が広がっている。石破総理も「喫緊の課題に隙間を作らないよう全力を尽くす」と述べている。野田代表はきょう、あすにも内閣不信任案の取り扱いを決定する。