- 出演者
- 丸田絵里子 柴田文子
オープニングの挨拶。
アメリカのベッセント財務長官は石破総理と30分間名開始トランプ関税めぐり意見を交換。ベッセント財務長官は必ずいい合意ができるとコメント、石破総理は「国益を背負ってトランプ大統領と直接話をする機会は当然あるものと考えている」とコメントしている。
一方、経済界では関税による影響を懸念する声が強まっている。長野・軽井沢町で行われた経済同友会 夏季セミナーで、経済同友会の新浪剛史代表理事は、世界中がおかしくなるんじゃないかということもあり、こういった意味で消費マインドも冷える可能性がある、大変憂慮している、と語った。JFEホールディングスの北野嘉久社長は、私どもの鉄鋼業界では世界経済の影響が鉄鋼需要に大きく影響を及ぼすのでそこを非常に危惧していると述べた。ただトランプ大統領は16日に改めて、今月中に日本に同意する可能性は低いという見方を示している。
参院選の勝敗の鍵を握るのは32ある1人区で、終盤の現在与党優勢が8、接戦が8、野党優勢が16となっている。おととい石破総理が応援に入ったのは激戦となっている保守王国の富山。候補者は危機感を強めている。富山県では自民党が2010年以降国政選挙で連勝しているが、富山選出の田畑裕明衆院議員の裏金問題や不適切な党員登録の問題もあり今回最大のピンチを迎えている。選挙戦序盤は優勢と見られていた堂故氏だが、有力議員が相次いで応援に入るものの他の候補に激しく追い上げられている。有権者に占める自民党員の割合が全国トップクラスの保守王国である富山では、応援したい気持ちと応援していいのかなという気持ちがまざっている、具体的に分かりづらいなどの声が聞かれた。国民民主党の庭田幸恵候補は「手取りを増やす」をキャッチフレーズに無党派層の指示拡大を狙う。自民党が苦戦を強いられている背景には参政党の影響も。「日本人ファースト」を掲げる参政党の新人・田保智世候補は、参政党はお金も持たない、利権も持たないが皆さんが付いててくださると訴えた。自民党幹部は、参政党に票が相当食われているとしている。富山選挙区にはこのほか共産党の坂本洋史候補が立候補しており、消費税の5%への引き下げなどを訴えている。他にNHK党の佐藤明候補が立候補している。
学歴詐称疑惑を巡り静岡県伊東市の田久保真紀市長が百条委員会への提出期限となった今日の午後3時40分頃、市議会議長らの元を訪れた。田久保市長は百条委員会が求めていた卒業証書の提出を拒否し回答書を提出した。理由として、公職選挙法違反で刑事告発を受けている、本件の記録の提出の請求を受けると私自身の刑事告訴につながる重要な証拠になる、今月中には辞職という形にしたいのが私の希望だと話した。百条委員会は2回目の会合を開き、田久保市長に対し証人尋問への出頭を要請することを決定した。
全国の気象情報を伝えた。
農林水産省は、今月13日までの1週間に販売されたコメの平均価格が前の週より66円下がって5キロあたり3468円だったと発表した。8週連続の値下がり。農林水産省は38道府県で主食用コメの生産面積が去年より増えるとの見通しを示した。新米が本格的に出回ればスーパーなどで価格が下る可能性がある。
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- 農林水産省
トランプ関税は、マツダやマツダに部品を供給するサプライヤーに対して大きな影響を与えている。辰栄製作の加藤伸樹営業購買部長は、自動車部品ではマフラーやブラケットを加工していると説明する。辰栄製作は、自動車部品製造のマツダの2次サプライヤーで、マツダの関連の取引は売上全体の3割を絞める。高橋裕和社長は、トランプさんが大統領になった時点で覚悟はしていた、影響が出るのはこれからだと思う、ドキドキしているのが正直な気持ち、だと明かす。トランプ政権は4月に米国内に輸入される自動車に25%の追加関税を発動した。マツダは世界販売の内、アメリカでの販売割合が3割を超える。高橋裕和社長は、2024年4月~6月と比べ、全体で24%くらい減、メキシコ向けに関しては40~50%減になっていると語る。トランプ関税の影響は台湾にある拠点でも影響を受けている。対策として、自動車部品以外の厨房・建設機器などに力を入れる方針。
ホワイトハウスはトランプ大統領が慢性静脈不全と診断されたと発表。主治医は診断書で、70歳以上の人にはよくみられる症状だと説明し、血栓などの深刻な問題はなく健康状態は良好だとしている。右手のあざについても、頻繁な握手や心血管疾患予防で服用の薬の副作用だとしている。トランプ大統領は現在79歳。
東大病院を退院された上皇さまがお住まいの仙洞御所へ戻られた。上皇さまは「無症候性心筋虚血」の症状が改善しないため今月14日から新たな薬の服用をはじめられた。宮内庁は投薬治療は順調としながらも新たに「上室性不整脈」と診断されたと明らかにした。上室性不整脈は心臓の心房と心室の間にある組織で起こる不整脈で上皇さまの場合は脈が早くなるという。今後はお住まいの仙洞御所で投薬治療を受けながら医師が経過を慎重に観察していくとしている。
イギリス英国南極観測局で17日に公開されたのは、2800メートル掘って採取された南極大陸の氷床。120万年以上の氷だとして、最も古い氷の可能性がある。10か国の研究機関のメンバーが3年以上かけて採取した。南極では雪がとけず押し固められて氷になるため、気泡から当時の気温や大気の成分などが分かる。英国南極観測局は最も深いところにあった190メートル分の氷を分析する予定。
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- ケンブリッジ(イギリス)英国南極観測局
為替と株の値動きを伝えた。
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- ダウ・ジョーンズ工業株価平均
岡山・笠岡市に暮らす84才の秀平良子さんは墓前で父親への深い想いを込めて手を合わせる。納められているのは10年前に亡くなった母親の遺骨。父親の遺骨は戦地から戻ってきていない。父親の清さんは、1943年に海軍に入隊し、翌年、激戦地のパラオ諸島などに上陸。ニューギニア島マノクワリの野戦病院で30歳で亡くなる(脚気・アメーバ赤痢)。戦争で父親を亡くし、母親に育てられた秀平さん。秀平さんは「父の骨の小指1本でも母と一緒のお墓に入れて上げたい」と話す。1952年から始まった国の海外での遺骨収集事業。声なき遺骨に秀平さんは耳を傾け、問いかける。
国の事業によるこれまでの遺骨の収容数は約35万柱。しかし遺族の高齢化などにより収集のペースは年々減少している。2016年には遺骨収集を国の責務とする法律が成立したが、コロナ禍で事業は一時停滞。昨年度収容された遺骨は204柱にとどまっている。去年5月、秀平さんの長年の願いが形になった。インドネシアとの遺骨収集の協定が締結され、父親が亡くなった国での活動を開始。かつて母親とともに異例に訪れたマノクワリ。来年1月にはこの地で父の遺骨を探したいと秀平さんは語る。母親と同じ場所で父親もやすらかに眠らせて上げたい。秀平さんの海を超えた思いは続いている。
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- マノクワリ(インドネシア)
標高1000mほどの木祖村で、御嶽はくさいをつくる奥谷渚さんは、家族とともに早朝から収穫し、箱詰め作業に追われていた。御嶽はくさいは関西などで漬物の需要が高く6個入り3.5万ケースを出荷するという。今年の御嶽はくさいは、空梅雨や猛しょで葉の水分量が少なめだという。奥谷渚さんは、出ている産地が少ないのでそれを生かしながら漬物や生で、いろいろな形で届くと思いますが、美味しい長野県のハクサイを食べてもらえれば、と話していた。
全国の気象情報を伝えた。
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- 赤坂(東京)
小6の息子を育てる室井さん。夕食に並んだのは冷凍の焼きおにぎり。食品の価格高騰が続く中、冷凍食品で節約している。自公の与党は1人あたり2万円を軸とした給付、野党は消費税廃止や減税を訴えるほか立憲民主党が2万円、れいわ新選組が10万円の給付を掲げている。農家は物価高の波は収まらないと感じている。レタスは暑さで生育不良となっていた。アスパラガスも曲がって生えている。田んぼの水は晴れた日は風呂並みお40℃超となることもある。家計の今年度の食品負担額は前年比で5万968円増との試算もある。参院選はあさって投票日を迎える。
赤ちゃんとふれあい遊びを楽しむ母親たち。子育てに関する情報交換をして、親睦を深める。岡山・北区のBaby Salon Cocoroは月に1回開催されている赤ちゃんサロン。このような赤ちゃんサロンは自治体や病院が行うのが一般的だが、こちらは現役の助産師が個人で運営しているのが特徴。去年、このサロンを開設した徳田智美さんは、岡山市内のクリニックに勤務する助産師。徳田さんは助産師歴17年。これまでお産のサポートを行ってきた他、赤ちゃんや母親の体長の変化など、様々な相談にも乗ってきた。その中で産後の不調を訴える多くの母親と出会い、ケアの必要性を強く感じるようになった。日本産婦人科医会によると出産した母親の内約10%が産後うつ病になっているという。主な要因はホルモンバランスの変化。きめ細かいサポートを行うために、アットホームな雰囲気を作るために、参加できるのは6組前後としている。徳田さん自身も2人の子どもを育てる母親で、家族の支えが合ってもちょっとしたことで気分が落ち込む時期があったという。徳田さんが目指すのは一人ではないと思える居場所づくり。
エンディングの挨拶。