- 出演者
- 島本真衣 大下容子 松尾由美子 佐々木亮太 林美桜 水越祐一 柳澤秀夫 仁科健吾 能條桃子 駒見直音
オープニングの挨拶。
きのう、さいたま市の無職の31歳の男が殺人の疑いで送検された。2018年1月、両親と住む自宅マンションで茨城県に住んでいた当時21歳の女性を殺害した疑いが持たれている。女性2人のスマホを盗んだスリの疑いで家宅捜索した際、飾り棚に並べられていた頭蓋骨が女性のものと判明し、殺人の疑いで逮捕された。通行人を狙ったスリは窃盗とは別の目的があった。警察によると、容疑者は窃盗事件について通り魔の犯行を練習するためという趣旨の話をしていることが新たに分かった。容疑者は「通り魔をして人を襲って殺すのは難しい。捕まるリスクが高いと思い通り魔は諦めた。殺人願望がある私は自殺願望者を探すという方法にたどり着いた」と供述。事件の2ヵ月前から女性とSNSでやり取りを重ね、自宅に呼び寄せたとみられている。さらに容疑者の部屋にあった複数のケースからも人骨が発見された。警察は人骨が別の行方不明者の可能性も含めて慎重に鑑定を進めている。ジャーナリスト・柳澤秀夫は「余罪がどの程度あるのかないのか、徹底的に捜査しないと分からないだろうが、すごく気になる」とコメントした。
オープニング映像。
長野・蓼科湖の空の様子を中継映像から伝えた。
アメリカのトランプ大統領は18日、ホワイトハウスの作戦司令室で中東情勢をめぐって対応を協議した。トランプ氏は会合に先立ち、イランが先週イスラエルから攻撃を受けた時に「核兵器の保有まで数週間」との認識を示した。トランプ氏はイランを攻撃するかどうかまだ決めていない」と述べたが、ウォール・ストリート・ジャーナルは関係者の話としてトランプ氏が非公式にイランへの攻撃計画を承認したと報じた。ただ、トランプ氏は複数の選択肢を検討していて、イランが核開発を放棄するかどうか見極めるため、最終的な判断を保留しているという。
3月、同僚の20代の女性宅に侵入し、洋服など6点(1万5000円相当)を盗んだ疑いで会社員の27歳の男が逮捕された。警視庁によると、容疑者は会社で女性のバッグから鍵を見つけて合鍵を作り侵入していた。取り調べに対し「LINEを無視されて恨んでやった」と容疑を認めている。容疑者のスマートフォンからは女性の部屋の写真が約300枚見つかっていて、警視庁は20回以上侵入していたとみて調べている。
6月としては異例の猛暑が続く日本列島。きのうも各地で厳しい暑さとなった。全国で最も気温が高かったのは岐阜県多治見市で、体温を超える37.6℃となり、2日連続の猛暑日となった。きのう、全国577地点で30℃以上の真夏日となり、35℃以上の猛暑日となったのも71地点にのぼり、真夏日、猛暑日ともに今年最多を更新した。こうした状況に熱中症への対策が人々を悩ませている。
各地で危険な暑さとなったきのう、全国で500人以上が熱中症の疑いで搬送された。熱中症警戒アラートが出されていた三重県では自宅の庭で倒れていた72歳の女性が亡くなり、神奈川県でも90代の女性が亡くなっている。東京・小金井市では住宅火災の消火活動中、消防隊員3人と消防団員1人が熱中症とみられる症状を訴えた。こうした中、暑さを乗り切ろうと愛媛県松山市で冷たいうどんが人気となっている。「うどん瓢月」では今週に入って猛暑の影響からか、冷たいうどんを食べる客が増え、きのうも注文の7割が冷たいうどんだった。環境省は熱中症対策としてこまめな水分・塩分補給を行うことを呼びかけている。さらに熱中症予防には食習慣も重要になってくる。
関東ではきょうも厳しい暑さが予想されている。東京・江戸川区にある炭火焼弁当の専門店の熱中症対策を中継で伝える。鯖の助店主・川和秀動さんは「熱中症にならないように睡眠を取ったり、朝ご飯をちゃんと食べたりして気をつけている。始まる前に1~2リットルの水を飲む。朝、塩おにぎりを食べている」と話した。
熱中症の専門家の済生会横浜市東部病院・谷口英喜医師に聞いた。熱中症予防には朝食をしっかりとることが重要。予防の基本は食事で水分補給し、飲料水は足りない水分の補足。空腹では自律神経の働きが鈍くなり、体温調整が鈍くなり熱中症リスクが高まる。食べ過ぎも自律神経の働きを鈍くするため、腹八分目が大切。夕食は就寝2時間以上前に食べる。就寝直前の飲食は質の良い睡眠の妨げになり、睡眠の乱れで自律神経の働きが鈍くなり、翌日の熱中症リスクが高まる。筋肉量の増加・維持に欠かせないタンパク質をとる。水分の多くは筋肉に蓄えられる。谷口先生おススメの食事は外出時に野菜、かんきつ類、帰宅時にゴーヤチャンプルー。ジャーナリスト・柳澤秀夫は「毎日プロテインとヨーグルト、バナナ、キウイフルーツをとっている。しっかり食べたいと思っても、どの程度か見当がつかない」、「NO YOUTH NO JAPAN」代表・能條桃子は「暑くて食欲も沸いてこない」とコメントした。
東京・浅草、大阪・関西万博会場の様子を中継映像で伝えた。午前10時30分現在の東京の気温は31.6℃、湿度は59%。予想最高気温は33℃。東京都内ではきのうも10代~90代の男女128人が熱中症で搬送され、90代の男性1人が重篤。大阪の気温は31.8℃。予想最高気温は35℃で、今年初めて猛暑日が予想されている。きょうの予想最高気温は名古屋が37℃、京都と岡山は36℃など体温並みの暑さになるところがある。全国的に晴れの予報だが、山沿いを中心に午後は一部雷雨になる見込み。熱中症警戒アラートが和歌山、兵庫、鹿児島、沖縄に出ている。梅雨前線が南下してくるため、札幌、秋田、新潟は雨の日が多くなり大雨になるおそれがある。東京もあす以降は最高気温が30~32℃の予想。来週木曜日は熱帯夜になる予想。西日本も猛暑日になる予想はないが、熱帯夜になる日が多い。
「イスラエル、独学で力士目指す27歳、相撲と祖国への想いは」、「トランプ一族、通信事業参入へ、トランプ・モバイル利益相反報道も」のニュースラインナップを伝えた。
おととい、衆議院の井林辰憲財務金融委員長の解任を求める決議案を野党が提出。きのう、与党側は反発するも賛成多数で可決された。事の発端は去年12月、自民・公明・国民民主の幹事長会談でガソリンの暫定税率廃止にしてからだった。しかし、財源などの具体的な協議は進まず、今月11日にはガソリンの暫定税率を7月から廃止する法案が野党7党から共同提出された。これに与党側は流通の混乱や事業者の負担を強いる内容で、拙速に進めるべきではないなどとして懸念を示し、審議入りに応じなかった。野党は与党の動きに対して批判し、今回の解任決議案を提出した。自民党・深澤陽一議員は「野党による理由なき解任決議案提出は自ら標榜した熟議の国会を自ら破壊する暴挙だ」、立憲民主党・稲富修二議員は「与党は一体何をしてきたのか」と述べた。後任の委員長には立憲民主党の阿久津幸彦衆議院議員が選出された。解任された井林議員は「野党が数の力を笠に着て横暴を行うということを、国民に白日のもとに知らしめることができたということも含めて政治家冥利に尽きる」と述べた。
財務金融委員長の解任で次の焦点は内閣不信任決議案提出の判断となっている。立憲民主党・野田代表はきょう国会内で予定されている与野党党首会談で石破総理からG7サミットに合わせて行われた日米関税交渉の進捗状況を確認するなどし、内閣不信任決議案提出の判断材料とする見通し。自民党内では不信任決議案が提出された場合、石破総理は採決を待たずに衆議院を解散するとの見方が出ている。日本時間のきのう、訪問先のカナダでの会見で石破総理は「喫緊の課題に決して隙間をつくることがないように全力を尽くす」と述べ、不信任決議案提出を牽制した。(共同通信)。10日、立憲民主党・小沢一郎衆院議員が「選挙が怖くて提出しないのは政治家として間違いだ」と不信任決議案の提出を強く主張していたが、きのう党執行部に内閣不信任決議案の提出の賛同を募ると明らかにした。呼びかけでは決議案を出さないことは「国民からの負託をほごにすることに等しい」と主張。小沢氏はきょう午後1時から江田憲司元代表代行ら賛同する衆議院議員らと集会を開く。(毎日新聞)。ANNが行った世論調査では石破内閣の支持率は34.4%と先月より6.8ポイント上昇。小泉農水大臣が進めた備蓄米の売り渡しについて「評価する」と答えた人が72%と、政権にとっては追い風となっている。政治アナリスト・伊藤惇夫氏は「提出する可能性は極めて低い。メリットが一つもない。自民党は選挙の準備が万端だが、立憲民主党は全くできていない。小沢氏は『対決姿勢を示せ』と言うが、対決姿勢は暫定税率の件で十分示せているとの見方が強い」と指摘した。「NO YOUTH NO JAPAN」代表・能條桃子は「今の少数与党だからこそ衆議院は今までより熟議がしやすい環境にある。少数与党の時代だから与党のあり方も変わらないといけない」、ジャーナリスト・柳澤秀夫は「院長の解任決議を出したが、少数与党の中でやろうと思えばできるということを示す一種のパフォーマンスだった気がしてしょうがない」などとコメントした。
トランプ大統領の一族が運営する複合企業「トランプ・オーガニゼーション」が新しい携帯電話サービス「トランプ・モバイル」を発表した。発表した6月16日は10年前、トランプ氏がアメリカ大統領選挙への出馬表明を行った日。これ以外にも様々なところでトランプ大統領を感じさせるものとなっている。料金プランは月額47ドル45セント。トランプ氏が45代と47代の大統領であることにちなんでいる。海外に駐留する米軍兵士は家族と連絡を取りやすくなるよう、約100ヵ国を対象に国際電話をかけ放題にするという。本体価格は499ドル(約7万2000円)。端末の部品すべてを「アメリカ製」で賄うとし、アップルやサムスンに対抗する狙いだとウォール・ストリート・ジャーナルは報じている。トランプ・オーガニゼーションの副社長を務める次男のエリック氏は「アメリカで携帯電話を作ることで、この偉大な国にアメリカ製の製品を取り戻す時だと考えている」と主張する。
トランプ大統領の名前を冠した「トランプ・モバイル」の通信サービスは、アメリカの大手3社の通信回線を借り受けて提供し、アメリカ全土で5G通信が利用可能。料金プランはトランプ氏の45代、47代大統領にちなんだとみられる月額47ドル45セント(約7000円)。アメリカITメディアは複数の通信サービスと非核し、通信サービスとしては高額だと指摘している。トランプ大統領の次男のエリック・トランプ氏は発売予定のスマートフォン「T1」をアメリカ国内で製造するとしているが、このようなスマートフォンを製造できる会社はいずれも中国に拠点がある。(CNN)。ウォール・ストリート・ジャーナルの取材に応じたジョンズ・ホプキンス大学の教授も「メモリー、カメラ、バッテリーなどの部品すべてを入手することは絶対に不可能だ」と指摘。必要なインフラの確立には少なくとも5年かかるとの見解を示した。トランプ・オーガニゼーションはアメリカ製スマホでアップルやサムスン電子に対抗する狙いがある。トランプ大統領は先月、アップルを含む全ての携帯電話メーカーに対し、アメリカ国内で製造されていないスマホに25%の関税を課すと警告した。ウォール・ストリート・ジャーナルはアメリカの通信事業に対する「行政の影響力は大きい」と指摘し、大統領職と利益相反する懸念が強まる可能性があるとしている。トランプ大統領は利益相反について「自らのビジネス上の利益は子どもたちが管理する信託に預けており、利益相反を避けている」としている。柳澤は「どう考えても利益相反。それ以外の説明がつかない」、能條は「国外に工場ができたのは安いから。これまでやっていないことに対して、その値段でその時期に本当にできるのか。実現可能性は低いんじゃないか」などとコメントした。
イスラエル出身のヤルデン・ヤトコブスキさん27歳。3年前に来日し、公園やジムなどで1日約6時間、相撲の基礎練習や筋力トレーニングに励んでいる。ヤルデン・ヤトコブスキさんは「相撲はただのスポーツじゃなくて生き方だと思う。強さや礼儀、我慢すべてがそこにある」と話した。だが、彼は相撲部屋に入門できない。
3年前に来日し力士を目指して日々トレーニングに励むイスラエル人のヤルデン・ヤトコブスキさん。6時間のトレーニングの後は毎日楽しみにしている食事の時間。ヤトコブスキさんが力士に憧れたのは4歳の時、テレビで大相撲を見たのがきっかけ。ただ、イスラエルには相撲道場がなく、代わりに柔術と柔道を始め、いつか日本に行くことも考え、日本語や日本文化を学んだ。18歳からの3年間はイスラエルで義務となっている兵役に就き、退役後に日本に渡ろうと考えていた。新型コロナで日本への渡航禁止となり、コロナ禍でもモンゴル相撲を学んだ。2022年10月、24歳の時に来日。身長171cm、体重140kgのヤトコブスキさんは相撲部屋に稽古に行く機会もあった。相撲部屋に入門するための新弟子検査の受験資格は満23歳未満という年齢制限があり、スタートラインに立つことができなかった。現在27歳、イスラエルで蓄えていた貯金は底をつき、親からの仕送りで生活している。ヤトコブスキさんの夢を応援するのは実際に力士の体のケアをしている足立スポーツリハビリ専門往診センター・村松瞭さん。村松さんは「年齢制限があって入れないというのはかわいそうだというのが正直な気持ちだったが、そういうのも頑張って努力して各界に入る人がいたら、希望になるなというのは率直に思った」と話した。師匠がいないため動画サイトなどで「相撲のけいこ」を学び、練習に励んできた。ヤトコブスキさんはチャレンジを続ける理由について「この夢は本当に大切だから。軍隊やコロナで時間を失ったが、あきらめたくない」と話した。
能條は「日本の年齢主義みたいなところが他の国の方々の参入だったり、日本人もそうだと思うが、そういうところは変わっていってもいいのかなと思う」とコメントした。日本で力士を目指すヤルデン・ヤトコブスキさんは日本に来る前に家庭教師を雇ってオンラインで語学を勉強したという。ヤトコブスキさんの家族は最大都市テルアビブから近い地域に暮らしている。家族、戦争への思いを聞いた。ヤトコブスキさんは「最近は実家の近くにミサイルが落ちてきて家族をすごく心配している。今は危険な状況なので、みんなずっとシェルターにいる。祖父母の時代からイスラエルができてからずっと戦争を行っていて、みなさんは残念ながら戦争に慣れている。兄は35歳なので家族もできて子どももいるのに戦争にいくしかない。できるだけ早く戦争が終わって平和になってほしい」などと話した。柳澤は「イスラエル人であるということについて日本で生活していても周りから言われることがあるのかも気になる。それとは別に自分が夢を抱いている相撲に正面からぶつかっていく姿を見ていると、国籍も何も関係ない」とコメントした。ヤトコブスキさんは「相撲から『礼に始まり礼に終わる』、土俵の上で『技と人間性』を学んだ。相手を尊重する心を世界の人たちに伝えていきたい」と話した。
トランプ政権は18日、すべての在外公館に留学希望者のビザ申請のための面接予約再開を指示した。ただ、条件として申請者がアメリカに敵対的な投稿や通信を行っていないか審査するため、SNSのプライバシー設定を公開にすることを義務付ける。トランプ政権は5月、ビザ申請の新規受け付けの一時停止を命じていた。政権が「反ユダヤ主義」と見なす留学生の受け入れを厳格化する中、申請者のSNS履歴の審査を強化するためとしていた。