- 出演者
- 島本真衣 大下容子 松尾由美子 佐々木亮太 林美桜 水越祐一 柳澤秀夫 仁科健吾 能條桃子 駒見直音
日本製鉄はアメリカの鉄鋼大手・USスチールの買収手続きが完了したと発表した。日本製鉄はすでに約2兆円を支払い、USスチールと100%子会社化する。粗鋼生産で世界3位に迫る鉄鋼メーカーが誕生することになる。両社の声明ではUSスチールはアメリカ・ピッツバーグの本社を維持し、アメリカ国内で原料採掘から製品製造まで一貫して運営し続ける。さらに、日本製鉄はUSでスチールに対して2028年までに約110億ドル(1.6兆円)を投資するとしている。日本製鉄・橋本会長は「経営陣と社員一人一人のたゆまぬ努力により、世界一の鉄鋼メーカーとしての地位を確かなものにしたい」とコメントしている。ジャーナリスト・柳澤秀夫は「日本製鉄は完全子会社化、買収と言っていて、トランプ政権はパートナーシップ、投資と言っている。アメリカ政府が黄金株を持っていて、本社の移転や名前の変更についてダメと言われればできない。そういった状況そのものが子会社化したと言えるのか」とコメントした。
31歳の男は2018年、さいたま市の自宅で当時21歳の女性の首を絞めて殺害した疑いが持たれている。自身の部屋には女性の頭蓋骨が保管されていた。容疑者は女性に大宮駅に来るよう指示していたが、容疑者は女性と駅周辺の神社の参道にある広場で合流し「防犯カメラを避けて自宅に向かった」と話している。警察は容疑者が計画的に犯行に及んだとみて調べている。
ドラマ「澪つくし」や「独眼竜政宗」で知られる脚本家・ジェームス三木さんが14日に肺炎のため91歳で亡くなった。三木さんは10代のころから俳優を目指していたが、シナリオコンクールで入選したのをきっかけに脚本家としての道を歩み始めた。沢口靖子さん主演の「澪つくし」では波乱万丈のヒロインの愛を描き、最高視聴率55.3%を記録するなど社会現象を起こした。80代になっても現役で活躍していたが、今年4月に体調を崩し入院。14日に帰らぬ人となった。三木さんの妻はテレビ朝日の取材に「葬儀はすでに近親者で済ませ、香典と供花は辞退させていただいている」と話している。
国税局査察部、通称“マルサ”が見つけた物置の金庫には約7億3000万円の現金が隠されていた。国税庁は昨年度に全国の国税局が告発した脱税事件が98件にのぼり、脱税総額は約82億円だったと公表した。不正な資金が海外に流れるなど脱税事件が国際化していることから、各国の税務当局とのネットワークを活用していく。
オンラインカジノでの違法賭博が広がる中、規制を強化する改正法が参議院本会議できのう与野党の賛成多数で可決・成立した。改正法ではインターネット上でカジノサイトを開設することや、SNS・広告などで利用を誘導することを禁止する。国や自治体が違法性を周知徹底することも明記されている。オンラインカジノの利用経験者は300万人を超え、年間の掛け金総額は約1.2兆円と推計されている。
きのう発表された貿易統計速報を基にした試算では、来月使用分の電気料金は東京電力の場合、使用料が平均的な家庭で前月より616円下がり8236円となる見込み。都市ガス料金も東京ガスの場合、前月より312円下がり5582円となる見込み。大手電力ガス会社全てで値下がりする見込み。政府は冷房などの需要が増える7月~9月使用分の電気・ガス料金の支援を行う。
きのう午後3時50分ごろ、兵庫・姫路市で「友人4人で川で遊んでいたら1人が見えなくなった」と男子中学生から消防に通報があった。警察や消防によると、中学生4人が川遊びしていたところ、2年生の男子中学生が行方不明になった。警察などが捜索したところ、男子中学生は川の下流で心肺停止の状態で発見され病院に搬送されたが、その後死亡が確認された。姫路市ではきのう午後4時前に最高気温31.7℃を記録している。
随意契約による備蓄米は現在、大手・中小の小売と精米能力を持つ米穀小売店を対象に売り渡されている。小泉農水大臣は申し込みが上限に達していないことから、新たに弁当店などの中食や外食、給食の事業者などを対象に追加すると表明した。また、コメの流通実態を把握するため、精米事業者の実績や余力も調査する。小泉進次郎農水大臣は「精米がどれだけ行われているのかということを把握することも、全体の流通を把握することにつながる」と話した。
小泉農水大臣は備蓄米の売り渡し対象拡大について「あす午前10時から受け付けを開始し、出来る限り隅々まで随意契約の備蓄米が世の中に流れていくよう対応したい」と話している。「NO YOUTH NO JAPAN」代表・能條桃子は「元々、備蓄米を放出することになったのはスーパーなどでのコメの値段が高すぎることから始まったが、備蓄米を行き渡らせることが目的になっている」などとコメントした。
「ワイド!スクランブルサタデー」の番組宣伝。
きのう午後4時すぎ、JR日豊線の線路沿いで電柱工事作業員が不発弾のような不審物を見つけた。警察と市は付近の住民に呼びかけ、25世帯52人が避難所に避難した。現場に駆けつけた陸上自衛隊による調査で、きのう午後9時すぎに不発弾や爆発物でないことが判明。このため住民への避難の呼びかけは解除され、JRも一部区間で見合わせていた運行を夜のうちに再開した。
日本政府観光局によると、先月の訪日外国人客数は369万3300人で5月として過去最高を更新し、去年よりも65万人以上増えた。国・地域別では中国・インド・アメリカなどが大幅に増加。例年5月は桜のシーズンと夏季休暇に挟まれ旅行需要が落ち着く傾向があるが、今年は混雑を避けるため旅行時期をずらす人が増加した。
天皇陛下はきのう午後、来日しているドイツのシュタインマイヤー大統領を皇居・御所で出迎えられた。小広間での懇談で大統領は「戦後80年の今年、未来のことを考えて過去と向き合うことが重要だ」と議会で演説したことを紹介した。これに対して天皇陛下はきょうから広島県を訪問することを伝え、「過去と向き合い、それを次の世代に伝えていくことが非常に重要だと考えている」と話された。また、天皇陛下は硫黄島や沖縄県などで遺族だけでなく若い世代とも交流したことを伝えられた。
オープニング映像。
アメリカのUSスチールの買収が完了したことを受けて、日本製鉄・橋本会長らが会見した。日本製鉄・橋本英二会長は「経営の自由度と採算性については確保されており、今回の合意は当社にとって十分に満足のいくものだと認識している。トランプ大統領も大変悩まれたと思うが、大英断をいただいたということで、私はこの場を借りて感謝申し上げたい」と述べた。USスチールをめぐっては、バイデン前大統領が買収を禁止する大統領令を出していたが、トランプ大統領の判断により一転して買収が成立した。橋本会長は会見で「買収は日本製鉄が世界一に復帰するために必要な戦略」と話し、USスチールの唯一の再生策だとして今後の協業に自信を見せた。今後、森副会長がUSスチール会長を兼務するとともに、技術系社員らを派遣し現地での交流がスタートする。
日本製鉄本社前から中継で伝えた。先月、橋本会長は「ここまでの巨額の投資でだめなら買収から降りる」という強い覚悟を口にすることもあった。結果として1兆6000億円もの追加投資など粘り強い主張が逆転合意に至った。今後は巨額となった投資に見合う収益を出せるのかが厳しく問われる。ある日鉄の社員は「中途半端に投資だけさせられることになるのは一番困る。ここからがスタートになる」と話している。
国会では会期末が迫る中、立憲民主党は内閣不信任案の提出を見送る方向。野田代表はこのあとの党首会談などの結果を見て最終判断するとしている。国会から中継で伝えた。立憲幹部はガソリンの暫定税率廃止をめぐって委員長を解任させたことで、政権を信任できない姿勢を十分示せたと述べている。野党が提出したガソリンの暫定税率廃止法案はきょう審議入りした。会期内の成立は困難だが、立憲としては参院選に向けたアピール材料にしたい考え。ただ、政権への対決姿勢は不信任案を出すことで示すべきだという声も根強くある。党の重鎮・小沢一郎衆院議員らは「政権交代を目指すなら出すべきだ」として、午後から集会を開いて賛同を呼び掛ける。与党内では野党は不信任を出さず解散はないとの見方が広がっている。石破総理も「喫緊の課題に隙間を作らないよう全力を尽くす」と述べている。野田代表はきょう、あすにも内閣不信任案の取り扱いを決定する。
アメリカのトランプ大統領は18日、ホワイトハウスの作戦司令室で会合を開き、中東情勢をめぐって対応を協議した。トランプ氏は会合に先立ち、イランが先週イスラエルから攻撃を受けた時に「核兵器の保有まで数週間」との認識を示した。トランプ氏は「イランを攻撃するかどうか、まだ決めていない」と述べたが、ウォール・ストリート・ジャーナルは関係者の話として、トランプ氏が非公式にイランへの攻撃計画を承認したと報じた。ただ、トランプ氏は複数の選択肢を検討していて、イランが核開発を放棄するかどうか見極めるため、最終的な判断を保留している。
ロイター通信はドイツ外交筋の話としてドイツ、フランス、イギリスの外相がイラン・アラグチ外相と20日にスイス・ジュネーブで核協議を行うと報じた。アメリカ側もこの協議に合意しているという。イラン・アラグチ外相は19日、自身のSNSで攻撃を続けるイスラエルを非難した上で「我々は外交に引き続き尽力する」としている。EUの外交トップとドイツ、フランス、イギリスの外相は18日に出した声明でイランの核開発について「民生目的の範囲を大幅に超える」と懸念を示すとともに、イランに対し交渉への復帰を求めていた。
イスラエルとイランの攻撃の応酬が続く中、中東地域の日本人の退避に備えるため、中谷防衛大臣は自衛隊の輸送機をジブチに派遣することを命じた。準備が整い次第、速やかに航空自衛隊のCー2輸送機2機をアフリカ・ジブチに派遣する。外務省によると、イスラエルには約1000人、イランに約280人の日本人が滞在している。イスラエルからヨルダン、イランからアゼルバイジャンへのバスでの退避は19日にも行われ、数十人いるとみられる。