日産自動車・内田社長が今月末で退任。先月13日、内田社長はホンダとの経営統合の破談を発表した会見で「1日も早く業績回復のめどをつけ可及的速やかに後任にバトンタッチしたい」と話していた。先週水曜日、日産の取引先を集めた、あるクローズドな会合に出席。自身の退任の噂をめぐって強い不安を漏らしていたという。後任のエスピノーサ氏は主に車の商品企画やマーケティングを担当してきた。マーケットを意識した車作りの徹底の意思表明か。新体制についてホンダ幹部に再び経営統合の協議を再開する可能性はあるかに聞いたが「当面ない」と否定した。日産のメインバンクのみずほ銀行の幹部が「単独で生きていくことをしっかりと実行する経営体制になってほしい」と述べている。