7日のニューヨーク外国為替市場では円高ドル安が進み、円相場が1ドル141円台後半まで値上がりした。141円台をつけるのは今年8月以来約4ヶ月ぶりである。7日の東京市場では日銀の植田総裁が「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになると思っている」と発言したことなどから、日銀が大規模な金融緩和策の修正に踏み切るのではとの観測が広がり円高ドル安が進んだが、ニューヨーク市場でも日米の金利差の縮小が意識され円買いドル売りが加速した。FRBの利上げ終結したとの見方からアメリカの長期金利が低下傾向にあることもあり、植田総裁の発言をきっかけに円を買ってドルを売る投資家が多いという。