去年の紙の出版物の推定販売金額は、前の年と比べて4.1%低い9647億円だった。コミックスのデジタルシフトが進行し、雑誌の販売が落ち込んだ。出版科学研究所の原正昭所長は「『雑誌』は厳しい状況だが、『書籍』の推定販売金額は前年をわずかに上回り健闘していて、明るい兆しがあると考えている」などとコメントしている。販売金額が1兆円を割るのは1975年以来。紙と電子を合算した出版市場全体も前の年と比べて1.6%減少し、1兆5462億円だった。電子出版は伸びているが、伸び率は前の年よりも3.1ポイント低い2.7%に留まっている。
