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「初夏の海に赤翡翠」 のテレビ露出情報

田中一村は47歳でスケッチ旅行を行った。九州や四国のあたたかい風土に魅力を感じたのか、さらに日本の南端を目指し縁もゆかりも無い奄美大島への移住を行った。その時50歳。それまでの人生を決別するための決断だった。あやまる岬は一村がスケッチに訪れた場所。奄美は驚きと発見に満ちていたという。みたことのない植物や造形の色彩に夢中になって筆を走らせた。喜ぶと感動を胸に、さらなる飛躍を誓った。5年間働いてお金を貯め3年は絵画に専念。そして最高の到達点である絵を描くとした。また住居は節約のために隙間だらけのあばら家暮らしだった。食料は庭で野菜を栽培し自給自足。また仕事は地元で生産する大島紬の糸に着色する擦り込み染めの染色工として働き続けた。その5年後には染色工のしごとをやめて東京の専門店から日本画の顔料や高価な絵絹を購入し絵筆を握った。奄美の郷に棲紅蝶は強烈な生命のほとばしりを鮮やかな岩絵具をふんだんに用いて、見つめ続けた自然の営みに深い愛情と畏怖を込めて奄美と日本画の見事なコラボレーションも。不喰芋と蘇鐵という作品は、その到達点。魔除けの意味をもつクワズイモの花の誕生から終焉までを1枚の絵に収めている。隙間から覗くのは神が通過されると岩の立神。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年11月23日放送 22:00 - 22:30 テレビ東京
新美の巨人たち新美の巨人たち
東京・上野にて田中一村展 奄美の光 魂の絵画が開かれている。田中一村のスケッチや資料を含むおよそ300点を展示した過去最大規模の展覧会。美村里江お目当ての絵は初夏の海に赤翡翠。今から62年ほど前に絹に描かれた日本画。中央の岩に佇むのはリュウキュウアカショウビン。その周りには奄美の植物が。その周囲には奄美の植物が。精緻を極め、濃密な色彩を残している。背景には奄[…続きを読む]

2024年9月29日放送 0:45 - 1:35 NHK総合
バラカンが見た奄美大島(バラカンが見た奄美大島)
有屋地区で小さな家を借りて暮らしていた一村は、人との交流を極力避け生活費を切り詰めながら絵に没頭した。お金がなくなると染色工として紬工場で働き、蓄えができると仕事と辞めて再び絵に没頭する生活だった。無名だった一村が亡くなったあと、知り合いや周りの人たちよって開かれた遺作展がきっかけとなり一村の名は全国に広がった。

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