マーケティング部のコーナーで未来のレモンサワーについて、缶を開けたら沈んでいたレモンが浮き上がる謎を解明。木下猛統さんに話を伺うと、恐らく世界初の仕組みだという。 日本果実工業山口工場に行き取材した。缶に入っているレモンスライスは特別な乾燥加工をし、収穫したときの瑞々しさを再現している。厚みは5ミリで設定され、これ以上でも以下でも浮かないという。乾燥レモンは生の状態に比べて少し重く沈みやすくなり、密閉状態にすると強制的にレモンを沈ませることができるという。缶を開け密閉状態が解除されるとレモンが浮く仕組みになっていた。これを考えたのがアサヒビール研究所の藤村和樹さん。当時生ジョッキ缶が人気だったため、フルオープン缶の新たな使い道を考え生レモンサワーを考案したという。今後は販売エリアを拡大予定とのこと。
ふぐの白子を再現した豆腐を調査。スーパーなどで発売され、1日に1万丁売り上げる人気ぶり。相模屋食料に行き、取材した。ふぐの白子の味と薄皮を豆腐でどのように作っているのか工場を見学すると、白子の豆腐は豆乳に白子の味付けをしている。鯛エキスやおきあみなどを調合し白子味の正体となっていた。その後、にがりが入った丸い容器に注入され、これが薄皮を作る秘密だという。塩化カルシウムになり、豆乳の部分が反応して膜になっていく。にがりの中で豆腐を揺らすことで、外側だけが固まって薄皮が作られるという。これが白子の薄皮ができる秘密だった。次作は鮑ステーキとして食べられる豆腐を開発予定だという。