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「前田利常」 のテレビ露出情報

依頼人・石井さんのお宝は、郷義弘の刀。江戸中期に編纂された「享保名物帳」には、刀剣鑑定家・本阿弥光忠らが選定した名刀約250振が紹介されていて、その中で別格とされた天下三作のひとつが郷義弘だ。郷義弘は、生没年すら詳らかでなく、1300年頃に現在の富山県魚津市に生まれ、松倉城城主だったとも、その家臣だったとも伝えられるが、いずれにせよ刀工が本業ではなかったとされる。伏見天皇崩御の際に、刀を献上するよう命じられた。このとき、全国の名だたる刀工18人が同じく命を受け作刀したが、最も優れたものとして天皇のお守り刀に選ばれたのは、正宗の作だった。これに不満を持った郷義弘は、正宗を訪ね、弟子入りを志願した。正宗が完成させた作刀法を数年で極め、正宗十哲の中でも随一の腕前を誇った。反りが深く、刃文はゆったりと波打つような湾たれ乱れで、地刃ともに明るく冴えるのが特徴。国宝に指定されている「富田郷」は、享保名物帳で、値付け不可能という最高評価がついている。郷義弘は、20代半ばで他界したとされ、残された刀は少ないことなどから、郷と化け物は見たことがないと言われた。依頼品は、郷義弘作の「初霜」で、長さは約90cm。銘はないが、現存する刀で、義弘が銘を刻んだものはない。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年5月11日放送 22:00 - 22:30 テレビ東京
新美の巨人たち新美の巨人たち
金屏風の超大作の二条城行幸図屏風。描かれた人物の数は1322人でひとりひとり出で立ちや表情も細やかに描かれ建物や丁度品まで精緻に描写されている。寛永3年の9月に時の後水尾天皇が二条城に行幸した際の行列で特筆すべきは、京のまちなみや見物する群衆を描かずに金粉によって隠している。その華やかさだけを描くという美意識。左隻には二条城の様子が描かれ、到着した天皇は顔を[…続きを読む]

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