ことば検定スマート問題「『苦肉の策』どんな方法に由来?」正解は「自分の身を苦しめる」。苦肉の策は三国志を題材にした小説「三国志演義」の赤壁の戦いで使われた苦肉の計という作戦に由来する。20万もの大軍を率いる曹操と孫権、劉備の5万の連合軍が戦った。数の上で負けている連合軍だがある時1人の将軍が味方の黄蓋に棒打ちの罰を与えるという事件が起き、黄蓋は敵に寝返りを申し入れた。黄蓋を受け入れようと敵の船が近づくと黄蓋はその船に火を放った。黄蓋への棒打ちは敵陣に侵入するための作戦、自分の身を苦しめ相手を油断させ敵を欺く戦術を「苦肉の計」と言い日本では「苦肉の策」になった。次第に「苦」の文字に引っ張られて苦し紛れの策という意味に転じた。