勝浦港市場食堂勝喰は異例のカツオを求める人で賑わいを見せていた。勝浦の飲食店店主もこの事態に喜びを隠せない。なぜ本来とれないはずのこの時期にカツオが水揚げされているのか。専門家によると本来、勝浦周辺を回遊するカツオとは別のカツオの可能性があるという。漁業情報サービスセンター・水野紫津葉さんによると今、勝浦にいるのは越冬ガツオと呼ばれる“戻らなかったカツオ”だという。勝浦を回遊するカツオは2月ごろに小笠原諸島よりさらに南の海域から北上を始め、4月ごろに一度勝浦を通過。東北沖で折り返し、同じルートを辿って戻っていく。勝浦では11月ごろに戻りガツオとして水揚げされている。今回の越冬ガツオは本来南下していくはずが留まり、伊豆諸島周辺などで越冬した去年のカツオが関東周辺にいるという。勝浦漁業協同組合・渡辺和明管理課長は「新鮮で美味しいものを今この時期に食べられる。非常にチャンスタイムだと思う」と話した。
