群馬県立近代美術館が完成した1974年は磯崎の天気となった年だった。過去の建築と全く異なるアプローチでいくつもの建築を生み出した。中でも美術館のインパクトは絶大と建築史家の五十嵐さんは語る。建物全体が立方体をベースに設計されている。建築には古くから美しい形を生み出すというルールがある。ルネサンス期には音楽の和音などと建築の共通点を求めるなど、日本の建築も木割りというスケール感が伝統的に調和を生むとされている磯崎はそんな当たり前とする考えを覆し建築を過去から解き放とうとした。たどり着いたのは最もシンプルな1対1対1の立方体。これを元に設計した。基準となる立方体は一辺が12m。美術館はその立方体を幻覚に組み合わせて作られていた。外壁のパネルは12mを基本的に10分1の1.2m。その2分1のの60センチ。その4分の1の15センチと細部に至るまで基準となる12mから規則正しく寸法が割り出されていた。
住所: 福岡県北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1
URL: http://www.kmma.jp/
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