グランプリシリーズ第4戦のNHK杯が今月8日から行われる。北京五輪銀メダリストの男子シングル・鍵山優真は1年3か月後の五輪を目指している。ライバルはアメリカのイリア・マリニン。今年の世界選手権ではマリニンが優勝し、鍵山は2位で得点差は大差の25点だった。鍵山は「点差が明らかになったので、そこを詰めていく練習をしなければならない」と話す。鍵山は4回転ジャンプに向き合う覚悟を決め、特に高得点が狙える4回転ルッツに力を入れている。父の正和コーチとともに左脚の使い方を模索している。4回転ジャンプの回数を増やすために体力強化も行っている。鍵山は「中途半端なものはみせたくない。グランプリシリーズから五輪予選が始まる意識で本気で取り組みたい」と話す。