先月、骨盤などを骨折する大けがをしながらオリンピックを戦い抜き、見る者を魅了した平野歩夢選手。オリンピック出場へ突き動かした原動力とは何だったのか。昨夜、カメラの前で明かした。平野選手は「前回大会のこともあって、次も自分の思うような滑りを自分自身がしていきたいと、そこに対しての強い思いはあった。中途半端には終われないなと」と語った。五輪連覇へ、研さんを積んできた4年間が気持ちを切らさない支えになっていた。平野選手は満身創痍の中、縦2回転横4回転半の新技を決めるなど攻め続けた。平野選手は不安や恐怖について「本来は感じると思うけど、自分をだまし込むような気持ちは精神的に必要なんじゃないか」と語った。“無”の状態で前回王者の意地を若い選手たちに見せ続けた。ミラノ・コルティナ五輪で得たものについて「全てのかかってきた時間に意味はあると思うし、この舞台でチャレンジできた自分に対しても、その姿を届けられたことにも自分自身、今後の先の人生に向けてもプラスになった。結果的には得るものしかないと思っている」と語った。
