アメリカの有力紙、ワシントン・ポストは8日、元アメリカ政府高官の話として、去年7月に中国の外相を解任された秦剛氏が中国外務省傘下で国際関係の書籍を出版する「世界知識出版社」に配属されたと報じた。元政府高官によると配属は今年春頃で、「刑務所には行かないが、キャリアは終わった」と降格人事との見解を伝えている。これに対し中国外務省は言及を避けた。秦剛氏は2022年に外相に就任したが、去年6月に動静が途絶え、翌月には就任からわずか7か月で解任された。「女性キャスターとの不倫関係で調査を受けた」などと憶測が飛び交う中、中国政府は今に至るまで解任の理由を明かしていない。