中国としては、今回の首脳会議で、保護主義を強めるアメリカに反発する新興国を取り込むことで、国際社会における主導権を握りたい狙いがある。会議に先立ち、習近平国家主席は、約年ぶりに中国を訪問したインドのモディ首相と首脳会談。インドをめぐっては、アメリカのトランプ政権が関税を50%に引き上げ、関係が悪化する中で、中国はレアアースの供給拡大を約束するなど、急接近。さらに、9月3日に行われる北京での軍事パレードでは、習主席と、プーチン大統領、北朝鮮の金正恩総書記の3人が初めて並び立つ歴史的な場面を演出し、中国の力をアピールしたい考え。