京都では修学旅行受け入れで“赤字”！？。京都市「旅館こうろ」は年の半分は修学旅行生が宿泊。年間約80校受け入れ。先週木曜日、修学旅行生で貸し切り。旅館こうろ・北原茂樹会長は「利益率が半分になっている」としている。京都市内の場合、修学旅行生を受け入れる旅館は47軒。一人当たりの平均宿泊料金は昨年度9223円（一泊2食付き）と、営業継続には約2000円の補助が必要。約1万5000軒の宿泊施設が加盟する全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会はことし4月、盛山文部科学大臣に要望書を提出。修学旅行を受け入れれば受け入れるほど経営が悪化してしまうケースが生じていると、補助を要望している。学校側は客室、交通機関確保のため旅行会社を通じ1〜2年前に契約。旅館側は近年の物価高で人件費、光熱費、食材の仕入れ代など値上がりしたため契約時の価格と合わない。「旅館こうろ」では外国人従業員が円安で母国に送金が難しくなったため、待遇面も改善。収支不足補填のため一般客の一泊の料金を1万円から1万2000円にアップした。