親の介護を巡る価値観のズレについて安藤和津は「子どもが手が掛かる一番大変な時に親の介護は直面してくる問題だから話し合わないと難しい」、千秋は「子育てや介護について話し合っているならいいけど、当たり前のように女性側の負担だけが増えていって『何でやってくれないの?』みたいになったらすぐ離婚する」、高草木陽光は「もしもの話を事前に話しておくのが良い。いざという時に慌てなくて済む」と話した。森さんが関係改善に至った経緯について。森さんはまず介護休業を利用して実家へ戻り、介護施設を探して財産整理などを実施。その結果、母親の入所が決まり、意識改革をして数年かけて妻との関係が修復したという。危機を防ぐポイントについて高草木陽光は「親が元気なうちにパートナーの意向、介護する場合の家事育児分担について真剣に話す、勤務先の介護休業や実家の親が受けられる介護サービスを調べておくことが大切」と説明した。
新聞での連載が話題となり書籍化された「ルポ 熟年離婚」に掲載されている事例について紹介。関東在住で57才夫と離婚調停中の51才の女性は、お金に細かい、私立中学進学を希望した長男に対し自身が私立に行けなかったことを理由に反対、コロナ禍のリモートワークで部屋から夫が部下を怒鳴る声が聞こえたなど、夫にさまざまなな不信感があったという。その後夫は会社を辞めることになったが、退職後妻に相談なく広告会社に転職していたことが判明。長年積もり積もった夫への不満。長男が大学進学で家を出た後、夫婦2人だけの生活が耐えられなくなったこと、女性の父親が亡くなり数千万円の遺産相続があり、経済的にゆとりが出てきたことで離婚の意志を固めたという。高草木陽光は「今はモラハラという言葉が周知されていますけど、その当時わからなかった人たちが、この受けてきた苦痛はモラハラだったんだと気づいて、数十年後に離婚を言い出したりする。今気づき始めてる人が増えている」と話した。続いて、熟年離婚がテーマのドラマ「小さい頃は、神様がいて」の中からともに共感を集めているシーンがある。それが、19年前の夫の行動を恨み続ける妻だという。
新聞での連載が話題となり書籍化された「ルポ 熟年離婚」に掲載されている事例について紹介。関東在住で57才夫と離婚調停中の51才の女性は、お金に細かい、私立中学進学を希望した長男に対し自身が私立に行けなかったことを理由に反対、コロナ禍のリモートワークで部屋から夫が部下を怒鳴る声が聞こえたなど、夫にさまざまなな不信感があったという。その後夫は会社を辞めることになったが、退職後妻に相談なく広告会社に転職していたことが判明。長年積もり積もった夫への不満。長男が大学進学で家を出た後、夫婦2人だけの生活が耐えられなくなったこと、女性の父親が亡くなり数千万円の遺産相続があり、経済的にゆとりが出てきたことで離婚の意志を固めたという。高草木陽光は「今はモラハラという言葉が周知されていますけど、その当時わからなかった人たちが、この受けてきた苦痛はモラハラだったんだと気づいて、数十年後に離婚を言い出したりする。今気づき始めてる人が増えている」と話した。続いて、熟年離婚がテーマのドラマ「小さい頃は、神様がいて」の中からともに共感を集めているシーンがある。それが、19年前の夫の行動を恨み続ける妻だという。
