島根・松江市と出雲市を結び出雲大社へのアクセスの良さが特徴の一畑電車は大正3年に運行を開始すると、1960年のピーク時には年600万人以上が利用していたが、現在は沿線の人口減少と少子化からピークの約5分の1と厳しい状況となっている。改革の1つはダイヤ改正で発車時刻を20分ごとにパターン化することで記憶に残りやすくなるように利便性が向上している。運転士から売店の定員も参加する会議でアイデアを作る方針となっていて、出雲大社の最寄り駅・出雲大社前駅ではカプセルトイに実際に使える硬券を入れて販売するという試みも行っている。ステンドグラスなどレトロな雰囲気の漂う駅舎も人気を博しているが、新たにおでんを楽しめる電車の企画も立ち上げている。担当者の谷口さんは地元に支えられている鉄道会社ですが、観光客の方にも利用して頂けるよう考えていきたいと話していた。おでんを楽しめる電車は汁が飛ばないようにスピードを落として運行を行っているのが特徴なのだという。