国は南海トラフ地震、首都直下地震のほかに日本海溝・千島海溝周辺地震と中部圏・近畿圏直下地震にも注意を呼びかけている。中部圏・近畿圏直下地震では古くからの木造市街地や文化財の被災が心配されている。北海道や東北の一部に注意を促す「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の運用が2022年12月に始まった。伊豆市土肥地区には津波タワー「テラッセ オレンジ トイ」がある。中にはレストランや土産物店などが入っており、全国初の観光と防災機能を併せ持つ複合施設。高知・黒潮町では避難が困難な地区に6基のタワーを建設しており、佐賀地区には国内最大級の高さ25mの津波非難タワーが。毎年町全体で防災訓練を行っている。兵庫・洲本市の「洲本オリーブ保育園」には発泡スチロールでできた津波シェルターがある。約1mの浸水が想定されておりシェルターを導入した。