豊洲市場開業から5年となり、築地市場跡地は再開発に向けた調整が進んでいる。東京・中央区の築地場外市場では大勢の観光客で賑わっている。卵焼き店の前社長松江研一さんは生まれてから築地で暮らしてきた。築地市場は日本橋の魚市場と京橋の青果市場が移設されて誕生し、その発展とともに場外市場が誕生した。築地市場の移転計画が浮上し、場外市場では観光客に向けた販売戦略に舵を切る店が増えたとのこと。しかし移転から2年後、新型コロナの流行で観光客が激減するなどで、100の老舗は半減した。閉店した店の跡地には新たな店舗が入り、松江さんは築地の魅力を再確認したとのこと。
築地市場の跡地の再開発について、都は1万人以上を収容できる大規模な集客施設を整備することなど事を条件に事業者を募集して複数が応募している。来年の3月までとの審査が行われるとのこと。場外市場の「築地食のまちづくり協議会」の北田喜嗣理事長は、「世界にも発信できるようなまちになっていくのが理想形」などと語った。