毎年1月1日の時点で国税庁が算定した全国の主な道路に面した土地の1平方メートル当たりの評価額で、相続税や贈与税を計算する基準となる土地の価格「路線価」がきょう公表された。県内の調査地点の平均は前の年を0.5パーセント下回り、31年連続の下落となった。一方、北陸新幹線の県内開業で土地の取り引きが活発になった。県内で最も高かった地点は、福井市中央1丁目の「福井駅西口広場通り」で1平方メートルあたり38万円と8.6%上昇した。これは周辺の再開発などで県外の事業者も加わって土地の取り引きが活発になったためとみられていて、全国の都道府県庁所在地の中で5番目の上昇率となり、上昇率も前の年より2.5ポイント上回っている。