そもそもなぜ座りすぎは体に悪いのか。早稲田大学スポーツ科学学術院・岡浩一朗教授は「座っている状態が長いと、全身の筋肉量の約70%を占める下肢の筋肉が、全く動かないような状態が続いてしまう。すごく血流が悪くなって、その先には大きな病気が待っている」と話す。ふくらはぎは第2の心臓とも呼ばれ、足元の血液を上半身へ押し上げ、全身の血流を保つポンプのような役割を担っている。しかし座っている状態では、ふくらはぎや太ももの筋肉はほとんど動かず、血流が滞ってしまうという。すると酸素や栄養が届かず老廃物が蓄積。肩こりやむくみに始まり、深刻になると糖尿病や心筋梗塞、がんなどの疾患にもつながるという。では、長時間座り続けた時、ふくらはぎでは何が起きているのか。Mr.サンデーは、医療現場で使用されている血流の状態を可視化することができるサーモグラフィーを使用して、男女2人が3時間座った際のふくらはぎの表面温度の変化を調べた。3時間後、温度が下がりすぎ、サーモグラフィーでは2人の足の形が見えなくなってしまった。なぜ日本人は世界一と言われるほどの座りすぎ大国なのか。座りすぎは勤務時間と密接に関わっているという。Mr.サンデーは、座っている時間が長いとされる職業をウォッチング。まずはデスクワークが中心の職場。プログラミングスクールを運営する会社で働くシステムエンジニア・チュウ・ユンミンさんと情報セキュリティー担当・露木諒さんの2人。実際にウォッチングしてみると、2人とも昼食まで1度も席を立たなかった。業務終了まで計測したところ、露木さんが座っていた時間は6時間30分。勤務時間の8割にのぼった。一方のチュウさんは6時間49分と9割以上。1番長いところでは、2時間54分も座りっぱなしだった。
