今朝芽室町で行われた実験では、観光用の熱気球に液化バイオメタンのタンクを搭載し関係者を乗せ地上30メートルほどの高さでゆっくり上昇と下降を繰り返していた。液化バイオメタンは家畜のふん尿を発酵させたガスを液体にした燃料で、大阪の産業ガス大手「エア・ウォーター」がことし5月から酪農がさかんな十勝地方で国内で初めての商用化を進めている。メーカーによると熱気球の燃料に液化バイオメタンを使う場合、通常の燃料に比べて1時間あたり約120キロの二酸化炭素の削減が見込めるという。メーカーは今後タンクの小型化などを進め、来年度中にも熱気球用の燃料として販売を始めたいとしている。