台風による記録的な大雨で80人以上が犠牲になった紀伊半島豪雨から来月で13年となるのを前に奈良県十津川村ではこれまでの水害による犠牲者を追悼する慰霊祭が行われた。2011年9月の紀伊半島豪雨では死者行方不明者が3県で合わせて88人に上り、十津川村では7人が死亡、6人の行方が分からないままとなっている。村では毎年この時期に168人が亡くなった1889年の大雨なども含め水害によって犠牲となった人たちを追悼する慰霊祭を開いている。ことしは村の関係者や遺族などおよそ70人が参列して全員で犠牲者に黙とうをささげた。