千代田区で、警視庁と地域の大学生らが大規模災害を想定した訓練を行った。大学生など約60人が参加し、大学から日本武道館まで徒歩で避難する訓練では、誘導した警察官が地震によって都心でビルが倒壊した想定で航空隊のヘリからの映像を見ながら安全な道を確認していた。また大学生は、けが人の救助方法や応急処置の手順を警察官などから学んだほか、動かなくなった車を機材を使って動かしたり、車からの電力で電子レンジを動かす手順を確認したりしていた。麹町署は「今後も地域一帯の訓練を行い災害対処能力向上につなげていきたい」などとしている。