天皇皇后両陛下はきのう午後、都内で行なわれた「日本国際賞」の授賞式に、タキシードと白のロングドレスで臨まれた。この賞は科学技術の分野で世界的な貢献をした人に贈られるものだ。ことしは気象学に数値モデルやデータ解析などを取り入れ、半世紀以上天気予報の精度向上に貢献してきたイギルととアメリカの2人の研究者など3人が受賞。陛下は「受賞された皆さんがその研究を通じて地球温暖化に起因する異常気象の予測や、人類の健康増進に大きく貢献されてきたことに深く敬意を表する」などと話した。式典後、両陛下は受賞者らと懇談し会場を後にした。