カスハラを記録したタクシーの車内映像を紹介。乗客は降りたが、女性ドライバーは泣いてしまい運転を続けることが出来ない。深刻化するカスタマーハラスメントについて、流通サービス業などの労働組合でつくるUAゼンセンが3万人以上を対象にアンケート調査を行った。今回の調査では、4年前に行われた調査と比べると、被害の総数は少なくなったものの、「長時間の拘束」、「セクハラ」、「SNSやインターネットでの誹謗中傷」が増加している。正当なクレームとの線引きが難しいカスハラについて、三井住友海上のカスタマーセンターではカスハラ対策としてAIを導入。カスハラに当たりそうな言葉を検知すると上司に知らせるシステムになっている。システムの導入前は顧客との電話中にカスハラを受けても言い出せない社員が多かったとのこと。このシステムには「社長出せ」などおよそ100種類の言葉が登録されており、これらの言葉が使われると自動的に上司に知らせ、通話を代わるなどの対応ができるという。