ヨーロッパを中心に法制化や試験導入が進む週休3日制。イギリスでもスターマー政権が、週休3日の促進を盛り込んだ法案を来月にも議会に提出する方針。1週間の合計の勤務時間は変えずに、一日当たりの働く時間を増やす方法が検討されているという。人材不足にあえぐ現場でも週休3日制は注目されている。新潟県にある特別養護老人ホームでは、職員の1日の労働時間を2時間延ばし週4日勤務に。その結果、応募が圧倒的に多い状況だという。さらに離職率も5%台に下がり、平均と比べても低い水準になったという。週休3日を選べる制度は大手企業を中心に広がり始め、千葉県や茨城県などの自治体でも導入されている。主なパターンは3つ。総労働時間を変えずに、1日休みを増やすという方法。他には、労働時間が減った分給与も減るパターンや、労働時間が減っても給与は維持したままというパターンもある。しかし、街では「請負などの仕事ではどこかで無理が生じる」、「できる人に仕事が集中してしまうのでは」という意見があった。