明日からメーカーがこぞって踏み切るペットボトル飲料の値上げ。500mlペットボトル飲料のメーカー小売希望価格は180円から200円になる。値上げの動きが本格化する2022年9月までは1本あたり140円が主流だったが3年で60円の値上がりに。10月値上げの食品は3024品目と今年4月以来半年ぶりに値上げラッシュが到来。加えて明日からは電気代は467円~536円、都市ガス代は172円~222円値上がりする。値上げの波をチャンスと捉える企業も。イオンは明日からプライベートブランド「トップバリュ」の食品や日用品60品目を値下げする。3個入りのパックご飯は税込みで429円から408円に、ロースハムは321円から300円に価格を引き下げる。帝国データバンクの飯島大介さんは、値上げの常態化は来年も続いていくのではないか、賃金が多少上昇しても生活費の上昇でペイされてしまうと話す。今年1年を通じて食品の値上げは2年ぶりに2万品目を超えると見込まれ、賃金の伸びが物価の上昇に追いつかない中で厳しいやりくりが続く。