きょう最終日を迎えたジャパンモビリティショー。水素エンジンのレーシングカーを展示したトヨタ。トヨタ自動車・佐藤恒治社長が向かった先はEV(電気自動車向け)のバッテリーの展示ブース。EVのバッテリー開発をめぐる国内の競争が激しくなっている。こうしたバッテー開発競争で重要な国となっているのがカナダ。カナダはリチウムや黒鉛などバッテリー資源が豊富な資源国。日本は去年9月、カナダ政府とバッテリーのサプライチェーンをめぐり初の包括的な協力関係を結んだ。それを受けて先週9日、経済産業省の局長らがカナダを訪問。日本企業によるバッテリー分野への投資の支援策などを協議した。同行した企業の一社、パナソニックエナジーは協議の席で今年2月に決定したカナダでの黒鉛の開発投資およそ37億円をさらに上積みする可能性を示した。そして同じく協議に参加した旭化成はバッテリーの生産に欠かせないセパレータと呼ばれる部材を開発している。セパレータの性能がバッテリーの電気効率を左右するため日本のEVの競争力に直結する。旭化成は5月、さらに高性能なセパレータをホンダと共同で生産するべくカナダに新工場の建設を発表。総建設費は1800億円としていたが、旭化成も追加投資の可能性に言及した。
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URL: http://www.m-messe.co.jp/
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