平成24年7月5日、栃木県奥日光の戦場ヶ原でいちごを早く収穫するため苗を涼しい高原に移植する「山上げ」の作業が行われた。いちごはもともと寒い冬を過ごして春に実がなる果物だが、夏の間、涼しい高原で育てると収穫時期を早めることができる。男体山のふもとに広がる標高1400メートルの戦場ヶ原には毎年この時期地元栃木をはじめ千葉や埼玉などからいちご農家がやって来て山上げに追われる。9月になると「山おろし」と呼ばれる作業で平地に戻される。暖かいハウスの中で実った甘いいちごはクリスマス用などに出荷されていく。