日本製鉄は23日、中国の鉄鋼メーカー宝山鋼鉄と行っていた主に日系自動車メーカー向けの鋼板製造販売などの合弁事業を解消すると発表した。中国でのEV普及に伴い日系メーカーは苦戦をしていて、20年間の合弁契約の期限を控え撤退を判断したとみられる。日本製鉄は新日鉄だった1970年代に日中経済協力の柱として、宝山鋼鉄の製鉄所づくりを支援するなど鉄鋼産業の近代化に大きな役割を果たした。今回撤退には米中の対立で逆風が吹く中国での業務を縮小する狙いもあるとみられる。
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