学童保育の利用児童数が過去最多の約157万人となった。問題となっているのが待機児童。1万7013人で過去6番目の多さ。こども家庭庁は「共働きの家庭が増えていることなどで放課後児童クラブのニーズも高まり、待機児童の数もまだまだ多い」と分析している。待機児童の課題は「3つの偏り」。小学校1年生が優先的に利用となるため、小4の待機児童の数が増えている。地域では東京・埼玉・千葉で全体の4割を占め、地域差も大きい。夏休みなど長期休業前に多くの需要がある。こども家庭庁としては、場所・人材の確保が重要だとしている。民間学童保育の新規参入支援、大学などとの連携支援も考えているようだ。応急的な緊急措置として、小学校から帰宅せず児童館などに行き専門スタッフが見守り、退館を確認して自宅に送り届けるなども進んでいる。
