全国38地点で気温25℃以上の夏日となった今日。石川県は各地で午前中に28℃を観測するなど、3月としては観測史上一番の暑さとなった。風が山を越える際に暖かくて乾燥した気流となり、麓の気温が上昇するフェーン現象の影響とみられている。このフェーン現象で、新潟県上越市高田では3月、本州では観測史上初となる最高気温30℃を観測、真夏日となった。季節外れの暑さとなり、気象台は雪崩や雪解けによる土砂災害に注意を呼びかけている。一方、大阪では午前11時半すぎに最高気温が21.6℃を記録し、観測開始以来の3月の記録を更新するとともに、桜の開花が発表された。去年より3日早い開花で、近畿では和歌山に次ぐ2番目となった。関東では千葉の銚子、埼玉の熊谷、茨城の水戸の気象台で桜の開花が発表された。ソメイヨシノの開花は全国で合計28地点に増え、着実に桜前線が進んでいる。
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