卓球がオリンピックの正式競技として採用されたのは1988年。中国の圧倒的な強さもあり20年以上メダル獲得ならず。ロンドンオリンピックのときに銀メダルをとり3大会連続でメダルを獲得している。東京オリンピックは金メダルを獲得。卓球日本代表の強さを手にするようになった秘密に迫る。4大会連続のメダル獲得を目指す卓球日本代表チーム。張本智和・早田ひなを中心に活躍が期待されている。いま卓球は若者たちを中心に人気スポーツの仲間入り。小中学生がパリオリンピックで興味のある競技2位に選ばれるなどその裾野は広がりを見せている。国内唯一の卓球専門誌「卓球王国」編集長によると人気だけでなく実力もあがっているという。1988年のソウル大会でオリンピック正式競技となった卓球。日本はなかなか世界の高い壁を破ることが出来ず20年以上ものあいだメダルを手にすることができなかった。しかしある選手の登場が日本卓球界を変えていくことになる。彗星のごとく現れその愛らしさから大人気となった「卓球の愛ちゃん」だ。福原愛の影響で低年齢の競技人口が増加し、同時にハイレベルな選手が出現した。目標となった福原愛選手は15歳から日本を背負いオリンピックに出場。そしてエースとして出場した3度目のオリンピックでついに日本の卓球の歴史を変える。日本初のメダルを獲得した。集大成として挑んだ4度目のオリンピック、2016年リオ大会では27歳。最年長のキャプテンに。成長した後輩たちと団体戦に挑んだ。福原選手はフルセットのすえ第1試合を奪われてしまう。するとこのピンチに愛ちゃんの背中を追いかけてきた後輩たちが力を発揮し2大会連続メダル獲得。その新世代で挑んだ前回の東京大会では史上初の金メダルを含む4つのメダルを獲得。いま最強世代と呼ばれる日本の躍進。それはジュニア層の強化体制が整ったことも大きいという。もともとは色に制限があったユニホームだが、1990年からは何色でもOKになった。さらに緑色だった卓球台を青に変更し会場が明るくなった。さらにこれまで21点制だったゲームを11点制にしたことで波乱が起きやすくなり観客も選手も緊張感が高まった。