アドベンチャーレース世界選手権。総距離約840キロ。9日間の戦いが始まった。第1ステージは56キロのトレッキング。800キロを超える長丁場だがペースは速い。ここで戦略が直進と左折に別れた。草原を30分走る。生い茂る薮。南アフリカの薮はハンパではない。釘のようなトゲのある木がある。トゲは想定内。避けながら直進するが全ては避けきれない、最短ルートで行く。ルートを決める田中の地図よみは世界トップクラス。的確な指示で順位も上昇。順調に進むと思ったが炎天下でハイペースでスタートしたため選手たちにアフリカの暑い日差しが襲う。この大会のペースが波乱を生む。世界トップチームも苦戦。日本チームにも影響が。レース直前、オールラウンダーの陽希だが暑さに弱い。仲間の弱点もカバーしながら前進し続けるのがアドベンチャーレース。陽希は走りながらコンディションを整える。陽希も走り続けること4時間。日差しも弱まり暑さは乗り越えた。しかし、想像を絶する過酷なレースが続く。