札幌・南区の北海道警察学校では、約400人の学生が10ヶ月間の訓練に励む。警察担当の記者・馬場佑里香が一日体験入学して取材した。この日は座学が終わると道場へ。逮捕術の授業は相手と組み合う実践形式の訓練。相手が凶器を持っていることも想定した真剣勝負。記者も男子学生に挑んだ。訓練の後は夕食。厳しい訓練にも堪えられるようカロリーが高めの献立。昨年度の道警の採用試験の倍率は約2.8倍と6年前の4.8倍から低下傾向だが、熱い思いを抱いて警察官を目指す若者はまだまだいる。河合百巡査はかつては日本料理の板前として10年ほど厨房に立っていたが「3年ほど前に夫を突然病気で亡くした」という。辛いときに励ましてくれたのが知人の女性警察官だったという。