茨城・つくば市は自宅前などにとめたワゴン車から投票できる“オンデマンド型”の期日前投票を来月の市長選挙などで実施することを目指していたが、市の選挙管理委員会は今回の選挙では実施を見送ることを決めた。“オンデマンド型”期日前投票は、自力での移動が難しい人の投票環境の整備を目的としている。市選挙管理委員会の委員からは職員の業務負担増、国政選挙と重なった場合に混乱を招くなどの意見が出た。つくば市選挙管理委・南文男委員長は「委員それぞれが実証実験などを見てきたなかで判断した。事務量増大やミスにつながってはならいとの想いから今回の結論になった」と話す。つくば市では引き続き導入を目指して検討を続けることにしている。