13年ぶりに見直された南海トラフ巨大地震の被害想定。最大クラスの地震が発生した場合、全国の3割が非常に強い揺れや津波被害にあう。死者数は最大約29万8000人、災害関連死が最悪の場合約5万2000人、経済被害額が約270兆円にのぼる。死者数が最大約29万8000人はうち7割以上が津波による被害と想定している。全員がすぐに避難開始をしたら津波による死者数は14万人あまりに減ると推測されている。南海トラフ巨大地震対策検討WGの福和主査は避難行動や備蓄を住民の方々が取り組まなければならないと話す。スタジオでは対策として避難経路などの見直しと近隣地域との連携が必要だと述べた。また、行政だけでは限界があるのであれば民間企業などが対策で介入できればいいのではという意見もあった。地震で想定される被害として、ライフラインの復旧では電力は最大2週間、都市ガスでは最大約5週間、水道は上水道が最大約8週間、下水道では最大約5週間、通信では最大約4週間かかる可能性がある。