新型コロナのワクチンや治療費は今年4月から原則自己負担となった。3割負担の場合、PCR検査も現在は約2500円かかり、検査を拒む患者も出てきているという。コロナ治療薬は1万5000円から3万円。東京都医師会・尾崎治夫会長は、患者が「そんなに高価なら我慢します」となりかねない、と重症化への危機感を示している。「感染者数の増加が予想される8月から9月だけでも3000円から5000円程度の自己負担で済むよう国や東京都にお願いしたい」と話している。中室さんは「医療費負担の面から重症化リスクの高い人だけ費用負担するなどやりようはある」などと言い、柳澤さんは「暑くなり密閉した部屋でエアコンをつけて換気をしないことが増えるためこういう状況はこれからますます増える。感染が広がる原因を考えて医療費負担についても対策が必要。ただ、基本的な感染予防対策をすることが一番求められる」とコメントした。