各地で入社式や入学式が行われそれぞれ新生活が始まっている。沖縄の離島多良間島は直径5kmほどの小さな島。娯楽施設もなく観光客もほとんど来ない。店も数軒だけ。それでも子だくさんの島でいたるところで子どもたちの姿が目につく。2000年代はじめには特殊出生率が3.14と全国1位になった(厚労省データより)。島全体で子どもを育てる文化がある。ただ高校がないため15歳になると親元を離れなければならない。中学校では12人が卒業し島を旅立つ。幼稚園から中学校までずっと同じメンバーで新しい友だちを作る必要がなかった暮らしだったが那覇市の高校は1学年10クラスのマンモス校。同級生の数は12人から400人になる。実家が畜産業の女子生徒は酪農を学べる北海道の高校の寮に3年間入るという。旅立ちの前日島の家を一軒ずつを回り挨拶した。
