東京電力福島第一原子力発電所に溜まる処理水を薄めて海に放出する計画について、IAEAが報告書を公表した。日本の取組みは国際的な安全基準に合致しているという内容で岸田総理大臣がグロッシ事務局長から報告書を受け取った。タンクの容量は98%に達している。漁業関係者等からは放出に懸念の声が挙がっている。東京電力は処理水に海水を加える等して海に流す計画だ。グロッシ事務局長は「放出が始まれば検証作業を続ける」と強調した。政府は説明を尽くしながら処理水の放出開始の時期について検討に入る事にしている。おととい福島県の内堀知事は国に対して「国内外における理解が深まるよう取り組むべきと考えている」等と求めた。岸田総理大臣は「国の内外に対して説明してゆきたい」等と述べた。