木曜日、猛暑の中、国会前に高齢者ら120人ほどが、被爆国日本の現状について岸田政権に抗議して集まった。参加者の中に、戦争の悲劇を描いた作品で知られるノンフィクション作家、92歳の澤地久枝さんの姿があった。しかし、現実は願いとは裏腹に深刻さを増している。長崎大学核兵器廃絶研究センターによると、現役核弾頭数は、この5年で336発増えているという。「終末時計」は、ロシアのウクライナ侵攻や核攻撃への切迫感などから過去最短の「残り90秒」に。核使用の懸念が世界を覆う中、今日広島は78回目となる原爆の日を迎えている。